日本航空協会創設100周年記念「帝国飛行協会と航空スポーツ」展

摘要

昨年（2013年）は日本航空協会の前身、帝国飛行協会が創設されて100周年に当たり、これを記念して日本航空協会は、国立科学博物館で12月17日から今年の1月19日まで、「帝国飛行協会と航空スポーッ」という展示を行った。帝国飛行協会は民間航空の発展を願って、大正2(1913)年に資金を得るため、政府や企業の要人、軍人等を理事に迎えて設立され、初代会長は大隈重信侯であった。飛行機を購入して操縦士を養成したり、飛行大会を各地で開催して優秀者にメダルや賞金を与えたりしている。とくに郵便物を搭載する郵便飛行大会は、航空郵便の先駆けをなすものであった。また発動機の製作競技大会、あるいは専属操縦士による東京•大阪間の無着陸飛行、全国各地への訪問飛行なども行っている。