夏期病室における全空気式誘引放射空調の熱的快適感評価に関する研究

摘要

本報では、病室に誘引放射ユニットを設置した場合のrn適切な設定温度を検討するために被験者実験を行い、以rn下の結果を得た。rn(1) 入室直後は布団を掛けた影響から下半身の皮膚温が低rnい値となり、室温によらず平均皮膚温は常に33.5℃付近rnとなったが、それを除けば、場所による違いはあるものrnの室温の上昇に伴って平均皮膚温も上昇した。rn(2) 前半60 分間の着座姿勢では室温28℃を除くと不快側rnの申告は20%以下であり、80%以上が「どちらでもない～rn非常に快適」、70%以上が満足側と申告している。また25rn～27.5℃の温度帯では室温希望は「変えなくてよい」の申rn告が70%近くを占めている。rn(3) 後半30 分間の就寝姿勢では24.5～25℃の温度帯ではrn不快側、不満側の申告が少なく、室温希望も「変えなくrnてよい」の申告が70%を超えている。