AI 打音検査システムの開発

摘要

コンクリート構造物の点検や調査等は，目視点検や叩き点検に加えて測定機器を用いた非破壊試験による調査を多く行われている。一般的に打音法（以下，打音検査）においては既に実務でも広く用いられているが，その判断等は，点検員の経験や感覚による部分が多い。また，首都高速道路においても膨大なコンクリート構造物の点検・調査を行っていく上で，定量的かつ効率的に損傷を抽出し，判断・評価することは重要である。