BE/FMBE解析における反復解法の収束判定値が解析結果や音響指標値に与える影響

摘要

周波数応答や残響減衰曲線については，吸音率が小さい場合や吸音面が偏在している場合は収束判定値を厳しく設定した方がよい(本報では? ≤ 10~(-4))．T_(20) やT_(30) でも同様のことがいえるが，回帰区間の短いEDT は比較的緩い基準でも収束した結果を得ることができる．音圧レベル分布においては，吸音率や吸音面の偏在にかかわらず，周波数応答や残響減衰曲線よりも緩い基準でよいといえる (本報では? ≤ 10~(-2))．FMBEM を用いた解析は，概ねBEM の結果と同じ傾向である．