Truck ride quality と舗装への動的荷重の評価: 新東名高速道路（110km/h）、名阪国道（70km/h）における測定例

摘要

Ride quality とは人の乗り心地のことであり、米国ではこのように走行品質（山本訳）という。Truck ridequality とはトラックの走行品質、縦断凹凸によるトラックの人、貨物の応答のことを言う。貨物輸送に当たっては最も重要なことは貨物の損傷に関係する輸送中の貨物への異常な衝撃力がないことである。また高速道路の舗装の構造設計は大型車の軸重で行っている。舗装への荷重は4 乗則というものがあって、例えば設計荷重の2 倍の実際荷重であれば、舗装に与える影響は2 の4 乗、16 倍の荷重がかかとと同じ損傷になる。上記2点より、トラックの後輪が路面から受ける荷重、路面がトラックの後輪のTRQ が重要である。これらの問題に対し、道路管理者による乗用車による点検、トラック関係者からの苦情で路面を行っている現状である。これらには乗用車もトラックも同じ挙動をするという日本の高速道路では適用できない前提がある。日本の高速道路は一般道路の上をあるいは山岳地を通過するため、橋梁高架が多く、構造物の段差が多いことである。このような道路に対する衝撃箇所の評価をする正しい方法は今まで無い。乗用車とトラックでは衝撃に対し、異なった挙動をすると従来無い考えを基本としトラックの貨物、タイヤが舗装に与える軸重に関する手法を検討した。