多重衝突パルス噴流圧縮原理を用いたロケットエンジンの中心圧力に関する実験?数値解析?理論の統合研究

摘要

従来ロケットエンジンの始動と一段目では，投入されたエネルギーの半分程度が排気ジェットの未利用熱エネルギーや残留運動エネルギーとして破棄されているとともに，再生冷却を行っているため，耐熱性の観点で信頼性の問題がある．ターボジェット，ピストン，ラムスクラムなどを有する従来型の航空機や自動車用の燃焼エンジンのほとhどは，壁への熱伝達と高圧縮比化による排熱損失を低減することが難しいため，熱効率は50％程度未満であり，小型エンジンでは，それよりも大幅に悪化する．