地域冷暖房システムの最適運用に関する研究

摘要

1992年に世界は大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを目標とする「気候変動に関する国際連合枠組条約」を採択し、地球温暖化対策に世界全体で取り組hでいくことに合意した。1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)では、「京都議定書」に合意し、温室効果ガス削減が本格化した。2015年にはパリで開催されたCOP21において、気候変動に関する2020年以降の新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択された。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)·第3作業部会の第5次評価報告書では、産業革命前に比べて気温上昇を2°C未满に抑えるためには温室効果ガス排出量を2010年と比ベ2050年には40〜70％削減する必要があるとしている。昨今の再生可能エネルギー導入拡大と省エネルギーの両方を積極的に更に推進していくことが世界全体に求められている。