街並み構成材料の地域特性に関する調査研究 その36 外壁仕上の材料構成、色彩、下地構法及びスカイラインからみた都市景観の多様化－統一化傾向

摘要

本来、長い時間背景の中で形成される街並み景観を、どの程度、動的で変化に富む「多様化」傾向とするか、或いは、静的で安定感に満ちた「統一化」傾向とするかの、計画的なコントロールは難しいが、景観法では、「良好な景観は、・・（中略）・・地域住民の意向を踏まえ、それぞれの地域の個性及び特色の伸長に資するよう、その多様な形成が図られなくてはならない」とし、対応を景観行政団体に委ねている。