異なる耐震設計法を用いた鉄骨置屋根体育館における屋根トラス部材の損傷評価

摘要

システムトラスを用いた鉄骨置屋根体育館では，東北地震・熊本地震において支承部損傷，屋根部材落下などの被害が生じたが，現行の保有水平耐力計算による設計法および近年示された学会指針等を適用した架構の耐震性能は不明である。本研究では熊本地震の被災体育館を現行の保有水平耐力計算及び学会指針により再設計した場合の耐震性能を数値解析より分析する。