複雑形状のRC 建築における設計内容の確定過程の定量化

摘要

本研究では複雑形状のRC 建築において、型枠製作会社からのフィードバックがいかに反映されているかを明確化するため、意匠設計者と型枠設計者間でのやり取りによって加えられた設計内容の変更を定量化した。今後、設計内容の変更に至った情報のやり取りを詳細に調査し、定量化の対象となるモデルの細分化を図ることに加え、建築全体を対象に定量化を適用し分析する。また、定量化の結果と実際に設計内容の変更に要した時間や手間などを比較し、設計内容の変更に対し労務量が適切であるのかどうかを考察し、その対応策を模索する。