2007 年新潟県中越沖地震時における柏崎刈羽原子力発電所運転員のインタビュー調査に基づく行動阻害要因に関する分析

摘要

地震発生時に人間は避難行動及び緊急時対応、復旧活動等の対応行動を行う必要がある。これまで対応行動を阻害する要因として、人間に間接的に影響を与える家具の転倒や非構造部材の落下などが扱われてきた。しかし、対応行動を阻害する要因は人間の転倒や負傷など、揺れによって人間に直接的に影響を与えるものもあると考えられる。