熱源機の長期運用実態に基づいた熱源機の経年変化に関する研究(第2 報) 熱源機効率変化の算出方法に関する検討

摘要

前報に引き続き、長期的な効率変動の解析を行った。冷却水入口温度とCOP との相関を示し、相関が高いほど補正効果が大きいことを確認した。また、COP 変化率の評価により、長期的な熱源機効率変動の定量化を行った。その結果、全体的にCOP 変化率は約10 年間で±10%程度で推移しており、経年による熱源機効率の低下は顕著には見られず、安定的な挙動を示した。今後、熱源機別に解析することで保全等が熱源機の効率変動へ与える影響を見ていく必要がある。