最大応答変形と残留変形を抑制する鉄筋集成材梁の曲げせh断加力実験 その３．梁端の曲げ性能とせh断力ー変形角関係の包絡線の評価

摘要

1) 梁スパン中央側の範囲では平面保持の仮定が成立し，計算値により曲げ剛性を推定できる。2) 梁端のモーメント－回転角関係および梁全体のせh断力－変形角関係は，提案した方法により実験値の包絡線を概ね評価できた。　前々報の梁の実験結果の内，梁の曲げ性能の曲げひずみ分布と曲げ剛性について述べて、次に梁のせh断力－変形角関係の包絡線の評価方法を述べる。