複合的な室内環境条件における知的生産性に関する被験者実験第三報 作業成績と主観評価の関係分析

摘要

中3 日間において作業成績と主観評価の間に有意な相関(p<0.05)が確認された。複合的な環境条件において［温度24～26°C-湿度50％-照度750lx］［温度25°C-放射空調有］のとき室内環境影響度が最も高くなった。温度が30°Cのとき室内環境影響度が最も低く、温度以外の環境条件の変化による差はあまりみられなかった。各環境要素の統計的な分析には、各ケースの実験数を増やす必要があると考えられる。また被験者が受ける影響には個人差があり、今回は主に７人の結果を比べたため、日本人全体の傾向を知るには、より多くのサンプル数が必要であると考えられる。