断熱性能の異なる集合住宅における竹CNF活用建材の導入に関する研究シミュレーション手法を用いた省エネ効果及び温熱環境向上効果の検討

摘要

対象住戸において竹CNF活用建材の導入により省エネ効果および温熱環境向上効果が見込めることが分かった。夏期では遮熱合わせガラス、遮断熱コーティング材の日射遮蔽効果、冬期では樹脂サッシの断熱性能向上効果が影響していると考えられる。樹脂サッシ及び遮熱合わせガラスは断熱新能の高い住宅で、遮断熱コーティング材は断熱性能の低い住宅において省エネ効果が高いことが分かった。今後は、開発した竹CNF活用建材の性能把握、実住宅への実装による効果把握を行う。