JR 西日本の在来線では,レール溶接部の凹凸除去による,ロングレールの累積通過トン数による交換周期の延伸に加えて,レール表層部の転がり接触疲労層除去によるレールきずの進展抑制を目的に,目標とする標準金属除去量(以下,「削正量」という)を0.3mmと定めて,削正を実施している. 目標の削正量を効率的に獲得するためには,事前に施工箇所のレール断面形状,きずの発生状況等を詳細に把握し,それに応じた削正パターンやパス数により施工する必要があり,これまでJR 西日本と株式会社レールテックでは,作業方法の改善に取組hできた.本研究では,削正の品質向上および効率化の検討を実施した結果,さらに2次元変位センサーを用いたレール断面形状の測定手法の検証を行った結果について述べる.
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