建築設備システムの合理的な設計手法の確立に向けた検討(第6報）社有建物の改修方針検討へのエネルギー消費量将来推計ツールの活用

摘要

将来推計により，熱源と照明の改修だけでは2030年度時点の目標達成が厳しいことから今後は，目標達成に向けて，基本的な改修に加えて再エネ設備導入やZEB化等も視野に入れた方針策定にツールを活用していく予定である。また，保有する複数建物ストックに関して，ZEB化も含めた既存建物の改修方針選定フローを策定した。今後は設備ごとの効果分析をさらに深めることで，継続的に目標を達成していく良好なストック形成について模索していく予定である。