再生可能エネルギーを利用した熱源水ネットワークに関する研究(第9報）熱源水ネットワークにおける最適化制御時の検討手法提案

摘要

本研究により得られた知見を以下に記す。1) 熱源水ネットワークシステムを用いたエネノレギー検討 において、今まで一般化できていなかった最適化制御検討における手法の提案を提示した。2) 検討においてCOP比、効率、電動機·ポンプ効率を整備することで、利便性を高めることを考慮した。3) 機器特性から求めたケースを基に従来制御と最適化 制御の比較を行った結果、最大で19.8%の削減効果 が得られたが、検討モデルでは従来制御（10°C）と大 差がない結果となった。しかし、低負荷帯では最適化 制御が有効的であり、設定値提案も行うことができた。 本研究ではケースに限りがあるが、今後更なるケースを整備することで汎用性を高めることができる。