18.豪雨ィベン卜に伴う斜面崩壊頻発後の流域環境変化に関する調査分析

摘要

本研究では，2016年8月に気象観測史上で東北地方太平洋側から上陸した台風10号に関する斜面崩壊と 流城河川水の変動を分析した中間の結果をまとめたものである.調査，および解析として，現地調査と並行して衛星画像による斜面崩壞,浸食の領域判読を進めた.また，斜面崩壞した領域からの物質輸送の変動性を水質分析により解析することを進めている.結果として，衛星面像判読より，植生被覆と関連付け られる領域で裸地化を示唆するNDV1現象が示された.特に，人為的植生に関速付けられる樹種での斜面 崩壊の可能性を示唆する結果を得た.水質分析は，現在，調査実施中であるが，傾向として流域の特徴が 反映されたイオン分析値が示されている.今後も調査実施を継続し，土砂流出による流域環境討を進める 意向である，