真空管増幅器における歪みモードの動作解析

摘要

まず真空管をエフェクターのデバイスとして用いて特徴を活かすために従来の固体素子を用いたエフェクターの伝達特性を明らかにした。トランジスタを用いた回路では、デバイスの非線形性によるものではなく、あくまでハードクリッビングによって波形の上下の非対称性を作り出して2次高調波を持たせている。オペアンプを用いた回路では、ダイオードと組み合わせることで方形波を作り出すため2次高調波は小さく、奇数高調波を主体とした音になる。