温泉旅館の水光熱消費量とCO_2排出量の実態(第4報)浴場排湯利用ヒートポンプによるCO_2削減例

摘要

排湯利用ヒートポンプは、熱源となる排湯藤温度がほぼ一定で安定的な運転が継続されると高効率な運転ができるため、温泉オーバフローが安定的に回収でき、給湯などの負荷の多い温泉旅館·ホテルに適した設備といえる。しかしイニシャルコストの問題もあり、多くの施設では、温泉排熱という自然エネルギーを十分に利用しきれていいない。今回上げた例1～3では、補助金を活用しコスト縮減を図ることができており、今後補助金を利用しなが ら、未利用エネルギーの活用として排熱利用ヒートボンプの導入の進むことを期待する。