連鋳モールド湯面制御新技術適用

摘要

連鋳機の溶鋼を凝固させる過程において、モールド内溶鋼湯面高さ（湯面レベル）制御は品質確保に重要な役割を果たしている。言い換えると、湯面レベル変動は不純物巻き込みを引き起こし铸片品質の悪化に繋がるため、変動量は厳密に管理されている。JFEスチール㈱東日本製鉄所（京浜地区）の第5連続鋳造機（5CC、図1)では全6ストランドを保有し丸ビレツトを製造しているが、スラブ連鋳機に比ベ湯面高さの変動が特に大きく、それによる品質異常で屑となるビレットの発生割合が高い。屑の発生要因は様々あるが、湯面変動要因の割合が55%と最も多いため、本対策が歩留まり向上のための最優先課題である。今回、この湯面変動を抑制できる湯面レベル制御の新手法を開発·導入し、歩留り向上効果を発現させた。