高密度冷熱ネットワークの実用化に関する研究（第3報）配管内IPFの計測手法及び配管内の冷熱制御方法の検討

摘要

本報では実験により超音波濃度計による配管内IPFの計測手法の検討および氷水搬送時の配管内圧力損失特性の把握を行った。また圧力損失の予測を行い実運用時の制御方法の検討を行った。結果として、超音波濃度計の指示値と配管内IPFの近似式を求めることができ、配管內IPFの計測が可能であることが再確認できた。また変動する冷熱需要に対して、最も搬送動力が少ない最適条件で、配管内IPFと流速を制御する方法を示すことができた。次報では氷混入方法の要素技術の確立および各技術を包含した「高密度冷熱ネットワーク」の実証実験装置について報告する。