極小径サイホン排水システムに関する研究(その4)流入筒形状による流れ特性

摘要

本研究の成果をまとめると，次になる。1) 極小径配管において，負圧が小径配管の場合よりも大 幅に小さくなることがわかった。2) 流入筒16Aの場合は，流水筒30Aよりも，水位の上昇 が早くなり，排水不可となる場合が多かった。3) 充水期においては，水とエアの二相流となっており， 6Aの配管の場合，抵抗により管内に充水する速度が遅く なり，排水不可となる。今後の課題として，流入部の形状の検討，単相流.エア混入時の二相流の流れ特性および抵抗値の検討が挙げ られる。