農山漁村地域における24時間活用図書館の実態と評価及び方向性に関する研究 その1 萩市立須佐図書館のシステムと利用動向

摘要

これまでの調査で須佐図書館開館に至った経緯と利用実態の把握から，閉館時の利用率は例年全体の約25%であることや住民の須佐図書館の利用率が市町村平均の2倍以上あることがわかった.合併によるシステム変更により須佐町民の利用者が萩市全体に広域化したため,利用者数が一度減少しているものの登録者数はその後增加傾向にある.警察が介入する事件が起こっていないことは評価する点であり，今後さらに調査を進める必要がある.以上より，須佐図書館は図書館の24時間化という課題を考察する際の貴重な资料であると言える.