無垢板の組み合わせによる板壁のせh断抵抗性能に関する実験的研究: その２ 板壁の水平載荷実験の結果

摘要

1. 試験体A、B は軸組と面材間の隙間の影響で初期の段階での荷重の伸びが小さかったのに対し、試験体C は、釘が隙間の影響を受けない為、初期の段階から荷重の伸びが大きかった。2. 最大荷重は試験体A、B、C、それぞれ29.85kN、10.16kN、56.78kN となった。3. 試験体 A、B は変形角1/15rad まで荷重の低下は無かったが、試験体C については、変形角1/38rad で面材が面外座屈を起こし壁が転倒した為、改良の余地がある。