街尾村白沙街沿い民家の街路景観変化 2005-2008

摘要

中国世界遺産·麗江旧市街として登録されている3地域の一つである白沙は、中心的遺産サイトである大研古城の北西8Kmに位置している。大研古城は1996年の大地震、さらに1997年の世界遺産登録を契機に観光開発が急速に進み、古城内の多くの古民家が飲食店や宿泊施設として利用するために改造されている。束河でも近年遺産保護区に隣接する観光街が建設され、それに伴い中心部にある四方街に近い山麓を南北に通る仁里路沿いにある古民家の多くが改造された。これら2地域では、街路沿いの外壁や既存の木製建具を撤去し、ガラス入り建具を設置したものや、建具を設けず開放してテラスとして利用する事例が、街路景観の変化として目立つ。