在来木造継手の強度特性に関する研究: 腰掛け錄維ぎ•追掛け大栓継ぎの引張試験

摘要

本研究で明らかになったことを以下に記す。①腰掛け嫌継ぎ•目違い付腰掛け鎌継ぎにおいて、圧縮強度および受圧面積が大きくなるに従いせh断破壊しやすい。②腰掛け鎌継ぎにおける目違いの有無については、目違いが付くことによって、最大荷重が1割程度増加する。③いずれの継手においても試験体の材料特性のばらつきが大きく、寸法の差異が各継手に及ぼす影響は読み取ることができなかった。定量的に評価するためにはさらに多くのデータによる検討を要する。