街路構成の異なる空間における認知プロセスの比較: 経路探索学習に基づく都市空間の認知プロセスに関する実験的研究　その1

摘要

本研究の目的は、不整形街路網地区(以下、不整形街路)を対象として経路探索の操り返しによる空間学習を行い、人間が都市空間を認知していく認知プロセスを明らかにすることである。先行研究では格子状の街路によって構成された整形街路を対象に、3度橾り返された経路探索歩行実験を行った。本報では不整形街路における操り返しの経路探索実験を行うことにより、街路構成の違いによる都市空間の認知プロセスの違いを検討する。