建築用内外装材料の防火性能評価に関する研究 その2 不燃性試験

摘要

不燃性試験は、炉内温度の上昇と質量減少率からその材料の不燃性を確認する試験である。No.2のような試験体側面に有機材料が露出し、激しい燃焼となり膨張する材料などを評価するのには適さず、No.1のように材料に含まれる有機量がほぼ全て燃焼する材料など、材料全体としての不燃性を評価するのに適した試験方法であると考えられる。しかし、測定値が温度であるため、燃焼性状としてとらえにくく、性能設計への応用は難しいと考えられる。