角形鋼管に角錐をはめ込hだ接合構法に関する研究その2 角錐の曲げ崩壊と座屈崩壊

摘要

(その1)で紹介した6体の実験結果を整理した。1.角錐と角筒が同厚の場合，角錐と蓋板の接合条件によって角筒の座屈崩壊と曲げ崩壊の2つの崩壊モードが生じることが確認された。2.角錐の座屈崩壊は接合部耐力の急激な低下を招くので,蓋板と角錐縁を溶接し，曲げ崩壊モードに制御することが望ましい。3.折板構造の角筒に十分な耐力と剛性が期待できるので,角リングは未装着でも接合部の耐荷能力は十分であると考えられる。