鋼構造超高層建物における履歴減衰型•粘性減衰型制振部材の高さ方向併用配置の提案: その2 履歴減衰型•粘性減衰型制振部材の併用配置による制振効果

摘要

40階鋼構造建物を対象に、履歴型制振部材と粘性型制振部材の高さ方向併用配置の提案を行った。限られた範囲の解析結果であるが以下のことがわかつた。 1. 制振部材を中央連層配置•千鳥配置とするいずれの場合も、下層部に履歴型制振部材を、上層部に粘性型制振部材を配置することにより、双方による相乗効果が生じ、これらを単独で用いるよりも制振効果は向上する。