波の到来方向に基づいた局所的不均一地盤の調査

摘要

人工的に加振し、アレイ観測で波の到来方向を計測することで、簡便に局所的不均一地盤の位置を推定する方法の妥当性を検討した。その結果、加振源と観測アレイの間に局所的不均一地盤が存在する場合、波の到来方向はばらつくことが分かった。加振源と観測アレイの間に局所的不均一地盤が存在しない場合、加振方向と波の到来方向が概ね一致した。ただし、不均一地盤の緣を少し外れた方向から加振したケースでは、波の到来方向がばらついた。