空気流動を考慮した断熱壁体内の熱·水分移動に関する検討実測データに基づく熱•湿気性状の検討

摘要

本報では、実測データを元に壁体内の温湿度性状の解析を行い、特に小屋裏及び床下の空気が壁体内に流入することの影響について検討した。その結果、以下のことが明らかになった。1.「初冬」「梅雨」に壁体内は高湿状態となり，結露の危険性が高い。2.本計算条件下では給湯の使用により、壁体内の相対湿度は7％程度上昇する。