堆積岩による排水三軸せh断-保持-せh断試験

摘要

岩盤の力学および水理学的特性を長期的な視点で論じる場合，熱や化学変化にともなう構造の変化，不 連続面の変化を議論する必要がある．本研究では，比較的軟らかい堆積岩を用いて排水三軸せh断試験を 行い，残留状態においてせh断-保持-せh断のプロセスを適用した．実験は，拘束圧および温度条件を変 化させ，せh断過程で発生したせh断帯におけるヒーリング現象の有無を確認するものである．結果とし て，ヒーリング現象を確認することができ，保持時間に比例して強度回復が表れることを確認した．