北海道における日本聖公会教会建築と元田の教会建築デザィン建築家元田稔き(その31)

摘要

本研究は大正から昭和62年まで建築活動を展開し、キリスト教信者であった建築家故元田稔像についての研究で、既報「その1～30」では旧東京帝大で建築を学んでの兀田の建築思想と戦後50棟にも及ぶ教会建築設計に関与した点に注目して、その作品から教会建築デザィン手法すなわち占典建築様式の近代化との主張等を明らかにした。