共振点シフトDFB-LDにおける離調の効果:離調（光利得ピーク波長とブラッグ波長との差）と前方/後方端面光出力比との関係

摘要

共振点シフトDFB-LDにおレ、て，離調と前方/後方端面光出力比との関係についてシミュレーションした.前方/後方端面光出力比は，N_1/N_2=1の場合,λ_(B1)=1.5460 μm, λ =1.5479 μm のときに最大値24.2となつた.この前方/後方端面光出力比はN_1/N_2=1における従来の最大値7 よりも大きい.なお，このときの発振波長1.5479 μmは，光利得ピーク波長1.5596 μm よりも短波側であった.一方，N_1/N_2=1の場合，λ_(B1)=1.5955 μm, λ =1.5974 のときに前方/後方端面光出力比は最大値68.3をとつた.このときの発振波長は1.5974 μmであり，光利得ピーク波長1.5596 の長波側であった.