Siロッド型熱輻射光源を用いた熱光発電システムの構築

摘要

我々はこれまでフォトニック結晶 (PC)と、量子構造/材料選択を組み合わせた狭帯域熱輻射制御に関する研究を行ってきた 1-3)。特に熱光発電応用に関しては近赤外域に輻射を集中出来、かつ高出力動作に不可欠な高温動作(>1400 K)を可能にする構造としてMgO基板上のSiロッド型PCを提案した 4)。またこれらに併せて、本光源を用いた熱光発電に適したInGaAs太陽電池の開発も行ってきた 5)。今回、Siロッド型熱輻射光源と、InGaAs太陽電池を組み合わせて熱光発電システムを構築したので報告する。