磁化活性汚泥法の分離装置設計指針の提案と余剰汚泥低減による低炭素化の見積もり

摘要

磁化活性汚泥（MAS)法は活性汚泥に磁性粉 (Fe_3O_4)を添加し、汚泥の磁気分離を可能にする新し い水処理法である。余剰汚泥の大幅減量、維持管理の 負担軽減、処理安定性など優れた点を有する。現在、 MAS法はパイロットスケールでの実証段階にあるが、実 プラントへの適用において磁気分離装置を設計する手 法の不備が課題とされた。解決策として1基当たり150 m~3/日程度の分離能力をもつ磁気分離基本ユニットを提 案し、処理水量に対して数を決定することとした。