2D17 火星大気突入機における背面赤外線輻射強度計測

摘要

現在，JAXAを中心とした研究グループにおいてrn2020年代の打ち上げを目指し火星着陸探査ミッショrnンの研究が進められている．火星着陸探査を我が国rnで実現させるためにはロケットの打ち上げ能力及びrn開発予算の制約から重量を極力軽量化することが求rnめられる．そのため，熱流束の大きい大気突入機前rn面と比較的小さい背面で異なる熱防護材を用いるこrnとが検討されている．高速で大気に突入する宇宙機rnにおける熱流束においては対流加熱だけでなく輻射rn加熱も併せて考慮する必要がある．近年の研究におrnいて背面における輻射強度予測においては二酸化炭rn素分子からの回転振動励起モードによる赤外域輻射rnスペクトルが非常に重要であることが指摘されていrnる1, 2．しかしながらカプセル後流の流れ場は渦を伴rnう複雑な流れ場と輻射が相互に影響しあう複雑な流rnれ場であるためこれまでのところ後流の熱流束予測rnの解析結果については妥当性検証が不十分であるのrnが現状である．