線形動作するLED 駆動回路の熱設計に関する検討

摘要

発光ダイオード（以下 LED）は，白熱電球や蛍光灯などrn従来の照明機器と比較して低消費電力と多様な発光色，長rn寿命，小型などの利点があり，近年急速に普及が進んでいるrn(1)。LED を商用電源で駆動するためには，整流回路とスイrnッチング電源を組み合わせた駆動回路が一般的に用いられrnている。しかし，この駆動回路に搭載される電解コンデンサrnはサイズが大きく，LED より寿命が短いという問題を抱えrnている。さらに，スイッチング動作による入力電流高調波がrnもたらす力率の低下や電源系統への影響が懸念されるため，rn力率改善回路(以下PFC 回路)を用いる必要がある(2)。しかrnし，電解コンデンサやPFC 回路を搭載したLED 駆動回路rnは，回路基板の大型化が問題となっていた。これらの問題をrn解決した線形動作するLED 駆動回路が提案された(3)。しかrnし，作成された回路基板は十分な熱設計がされておらず，回rn路基板の大型化が問題となっていた。本検討では，熱抵抗回rn路網を用いた熱解析シミュレーションを実施し，回路基板rnの小型化設計を実施した。