《特集_生活支援ロボット》：ロボティックルーム－生活支援環境ロボット－その実現と将来

摘要

マートルーム，インテリジェントルーム，イージリビング，セルフ，アウエアハウス，ニューロハウス，インテリジェントスペース，ロボティツクルームなど，人をとりまく環境要素を知的なもの，知能ロボット要素的なものとし，その中で活動する人の生活を支援する知的な環境を実現しようとする試みは，エーピキタスシステムの一つの研究領域を形成している。 とはいえ，「空間自体が知的で，その中で活動する人間が支援される」，「ロボット要素的なものの中で人が生活し，その機能が強化される」といっても，ある意味で突拍子もないこの考え方は，はたして有効であろうか？そんなシステムは，たとえ実現できたとしても，実用からは程遠いのではないか？ といった疑問が呈されるのは，ごく自然なことである。 まずなにより，そのようなじろじろみつめられる空間にはいたくない！ と感じるのは人の常である。