流れによって誘起される非ニュートン性流体中における粒子群の構造形成

摘要

固体粒子が液体中に分散しているものは，自然界に多く 存在しており，かつ産業的にも広く応用されている。これ らの流動性やレオロジー特性は，粒子形状や体積分率の他， 粒子群の挙動や構造形成に強く影響される。また，連続相 の特性によっても，粒子群の挙動が影響を受けることかあ る。特に，非ニュートン性流体中における粒子群の挙動は， ニュートン性流体中とは全く異なることが知られている。 本稿では，この非ニュートン性流体中における粒子群の特異的な挙動について紹介する。