成熟期にある森林資源の活用と循環的な木材生産に向けて

摘要

曽於市森林組合は、平成一七年度に旧財部.末吉、大隅町の三町が合併した広域組合で、組合運営の基本方針として、管内の木材の生産流通の拠点としての木材共販所の運営、木材の利用拡大を図るための製材加工のほか健全な森林づくりとともに安定的な素材生産体制の構築に取り組hできました。当組合が所管する曽於市は、鹿児島県の大隅半島の北部に位置し、森林総面積は約二三、〇〇〇Kで、当組合が経営計画策定の対象とする民有林面積は約一九、四〇〇|4あります。このうち、スギ.ヒノキを主体とする人工林面積は約一五、OOOVi (蓄積約六六一万m~2)で人工林率は七七％にのぼり、一〇令級以上は、約七、二〇〇K (蓄積約三九二万m~2)で民有林面積の四九%を占め、県内では森林資源が充実した林業地帯で知られています。