高温高純度水中におけるステンレス鋼のすき間内溶液導電率のIn-situ分析

摘要

高温高純度水中におけるステンレス鋼のすき間内で発生する局部腐食現象のメカニズムを解明するため，すき閣内溶液の導電率をIn－Situ測定する手法（センサー）を開発し，すき間内環境と局部腐食との関係を分析した·センサーは，高純度アルミナで経線した直径約250仰のステンレス鋼製電極をすき同形成材に埋め込み，電気化学インピーダンス法により?電極直下における局部的な溶液導電率，を取得するものである·SUS316Lステンレス鋼のテーパー付きすき間内に複数のセンサーを設置し，温度288°C，圧力8MPa，純酸素飽和した高純度水中において，の時間変化を100h計測した．すき間の間隔k）が約59?3〃mの位置ではKcr即は8～11FLS?Cm一1であり，288°C純水の導電率（3．7?S?Cm－1）との差は比較的小さく，試験後に局部腐食は見られなかった.