物理方式水処理装置の試験方法に関する分科会

摘要

本分科会の設立と進展には，曲折が激しい。 初期の「新しい水処理方式」のシンポジウムでは，総合討論で，私学会館に満席の参加者が賛否の2派に割れての激論となり，「定量的再現性のある情報を互いに持ち寄り再度の討議を」と締め括られた。 学士会館のフォーラムでは，メーカー側：渡辺一男（薪水協）·ユーザー側：中島博志（鹿島）·研究側：東谷公（京大）の報告と，60名を超える参加者による討論の後，研究テーマとして認証された。 これを契機に，公募分科会としての発足をみた。 分科会の推進は2段階方式をとることとし，当初テーマを使用実績の多い「スケール抑制機能試験方法」とし，当協会としての本来テーマである「腐食抑制機能試験方法」は次の課題とした.