第26回表面技術セミナー·平成22年度腐食防食協会 東北支部講演会合同大会

摘要

秋晴れの平成22年11月5日，岩手大学工学部において標記合同大会が開催された．まずは長い講演会名の言い訳をさせていただきたい．本セミナーの主催団体である岩手表面技術懇話会は岩手大学と一関高専を中心に表面技術に関心のある産官学の有志が集まって昭和60年に組織された．同年に第1回の表面技術セミナーを開催して以来，毎年表面技術に関する第一入着を講師に迎え，セミナーを続けている．腐食に関する講演もしばしば取り上げられてきた．岩手表面技術懇話会には財源がないので，毎年セミナーの企画はスポンサー探しから始まる．最近は学会と共催することが多く，腐食防食協会東北支部とも過去に一度（平成7年）ジョイントしたことがある．15年ぶりのジョイント開催となった今回のメインテーマは固体高分子形燃料電池（PEFC）であり，腐食防食協会PEFC分科会（主査：西方先生）にも主催団体に加わっていただいた．参加者は学生が中心とはいえ100名を超えた．講演は以下の3件である．