伊久美古文書が語る静岡県茶業史（1）

摘要

平成十五年一月に発行された「島田風土記ふるさと大長、伊久美」は二十一世紀の立ち上りに於て、高く評価されました。豊富な資料と博捜の配慮が新しい史実を呼び戻し、客観性を備えた郷土史として、志太郡の遺産に加えられました。 伊久美の茶畑は既に生産が終り、今年も充分にその勤めを果たして鎮まっています。 ここに在って私達に与えられているのは、伊久美村の過去の暮らしの跡でしかありませhが、然し現代の私達には「島田風土記」を読み返すことで、先祖の心と息づかいを感じとることが可能となさました。