アメリカ、アイオワ州での牧草育種研究

摘要

筆者は平成14年度下半期派遣長期在外研究により平成15年3月から平成16年3日の1年間にわたりアイオワ州立人学（アメリカ合衆同）の牧草育種、遺伝学研究賓に滞在し、研究を行う機会を得た。 以下にアイオワ州立大学や滞在先の研究生晴について報告する。アイオワ州立大学（Iowa State University）はアイオワ州の州都デモイン（Des Moines）から北に50km離れたエームス（Ames）という町にある。 アイオワ州は「世界の食糧の中心である」と語られるほど農業がさかhな土地であり、州の人口280万のうち4分の1が農業をいとなみ、州の面積は全米23位ながらトウモロコシ、ダイズ、豚肉、鶏卵の生産はアメリカ国内トップを誇る。 アイオワとは先住民族の言葉で「美しい十地」を意味し、どこまでもつづくトウモロコシ、ダイズ畑が印象的な土地柄である。 エームスは人口5万人程度の小都市であるが、うち3万3千人を学生、大学関係者が占め、「全米で2番目に安全な町」といわれる穏やかな町であった。