EU排出量取引指令案に関する動向

摘要

本年6月4日，我が国は，先進諸国に対して温室効果ガス排出量の削減を義務付ける京都議定書を締結しました。 これにより，日本には，2008年から2012年までの5年間平均の温室効果ガス排出量を，1990年実績と比較して6％削減することが義務付けられました。これとほぼ時を同じくして，5月31日に，EUも京都議定書を締結しました。 EUは加盟15ケ国全体で，同様に，2008年から2012年までの5年間平均で，1990年実績と比較して8％の温室効果ガス排出量削減に取り組むことになります。